四国酒まつりとは

四国の中心部に位置する『阿波池田』(徳島県三好市)は、知る人ぞ知る隠れた酒処。南には剣山山系、北には阿讃山脈を望む山狭の盆地です。盆地特有の気候により冬場の冷え込みが大変厳しい地域で、日本酒の仕込み時期の平均気温は2℃であり、この気温は、酒処新潟と同じです。旨いお酒があるところ、旨い米と水もある。徳島県は「阿波山田錦」に代表される酒造好適米の産地であり、日本三大暴れ川の一つ吉野川の伏流水(母なる水)がこんこんと湧き出ている地域でもあります。

現在の蔵数は4蔵ですが、以前は10蔵以上存在していた時もあり、「四国の灘」と称されていました。そんな歴史的・文化的にも優れた酒蔵の集積を地域振興に活かそうと『四国酒まつり』は、四国の銘酒を一堂に集結した「地酒試飲会」と歴史を誇る地元酒蔵の「酒蔵開放」からなる広域交流イベントとして、平成12年2月に誕生しました。

毎年2月に開催される地酒試飲会では、新酒を中心に四国中から集めた40銘柄を超える銘酒がズラリ!自由に飲み比べて自分好みのお酒を探せるのが最大の魅力で、「飲みすぎて舌がマヒした。」という人まで出るほど。ズラリと並ぶ地酒と独特の雰囲気で、つい飲み過ぎてしまったという方は、会場内のテーブルに今小町・三芳菊・芳水それぞれの仕込み水(一升瓶)が置いてあるので、「和らぎ水」としてご利用下さい。蔵ごとの仕込み水の違いを比較してみてはいかがでしょう。(※お酒を飲むときはマナーを守って楽しく飲むのが一番です。ケガをしたり、周りの人に迷惑をかけたりすることがないよう、自分のペースを考え、飲み過ぎには注意しましょう。)

参加者は、受付で贈呈された試飲グラスを片手に自分のペースで思い思いに飲み比べることができます。出品されるお酒の中には、なかなか市場に出回らない幻の逸品も出品されることから、毎年参加するという方も大勢います。また、全銘柄を試飲することは相当無理があるので、今回は大吟醸、次回は純米酒とテーマを決めて飲み比べると、きっとお気に入りのお酒に出会えるはずです。

チケットご購入特典として、様々なアトラクションにもご参加いただけます。全国初!LEDの光を活用した新酵母(LED夢酵母)仕込みの地酒コーナーが試飲会場内にお目見え!また、地酒をあしらった出汁と地野菜のたっぷり入った三好市の新名物「お美姫汁」のふるまいや四国4県の地酒をベースに各県の特産品をあしらった創作カクテルのコンペ「地カクテルバトルロイヤル」やも催され、会場は一気に盛り上がりを見せます。

会場を後にする際には、地酒が当たるガラガラ抽選に挑戦していただける他、来場者アンケートにご協力いただければ、次回開催時の案内希望欄にお名前と住所を正確にご記入いただいた方には、当日券が200円引きになるクーポンが付いた案内ハガキを郵送させていただきます。来場者アンケートの結果をもとに、三方よし(お客様良し、主催者良し、地域良し)を目指し、工夫と情熱をもって改善を図っておりますので、どんどんご意見をお寄せください。

さらに、あまり飲み過ぎないうちに挑戦していただきたいのが、利き酒名人の称号と徳島県大会の出場権がかかった「利き酒大会」です。全問正解者には、利き酒名人認定証と賞品が贈られる他、後日あらためて県大会への招待状が届きます。自今回は、試飲会場外の銀座通りの空き店舗で実施されますので、舌に自身のある方は、是非挑戦してみてはいかがでしょう。

たまたま隣り合わせた人たちが、そこかしこで日本酒談議に花を咲かせる。そんな和やかな雰囲気をご来場の皆様や地域の方々とともに創り上げていることが魅力のお祭です。最近では若い女性や海外からのお客様も目立ちます。また、TVや新聞の取材もたくさん来てくれているので、参加者の増加に期待がかかります。

当日は、地元酒蔵も開放され、通常入ることができない蔵の内部を隅々まで見ることができ、杜氏をはじめとする蔵人から直接酒造りの説明が聞けます。新酒の仕上げを迎えるこの時期だからこそ酒造りの一連の作業工程をくまなく見ることができ、蔵人しか飲むことができない搾りたての新酒も味わえます。

酒造りの文化や歴史を学べることもさることながら、「蔵人の酒造りに対する情熱やこだわりがひしひしと感じられ、ますます日本酒が好きになった。」との参加者のことば。蔵元は、地元のご愛顧があってこその地酒というポリシーのもと、一番忙しいこの時期に蔵を開放して新酒を振舞います。

創業100年を超えてなお、当時の佇まいをそのままに残す蔵の内部は、厳粛な雰囲気が漂っています。歴史の重みを感じさせる太い柱や梁を見上げながら、麹の芳ばしい香りに包まれて飲む、ピチピチとした新酒の味と香りは、普段の飲むそれとは一味も二味も違います!

少し離れた芳水酒蔵へは、地元バス会社の協賛で無料シャトルバスを運行、懐かしいボンネットバスが人気です。満員で乗れない場合は、定期路線バス[有料]をご利用ください。

日本酒を充分に堪能した後は、町並み散策がおすすめです。昭和の香りがただよう駅前アーケード街や銀座通りでは、宴会ができるお祭り広場やお土産市を運営しています。栄町バスターミナル広場では、祖谷そばに代表される三好市産そばのブランド化を推進する「そば祭り」、本町通りでは、四国各地から美味しいものや素敵な雑貨の作り手約80店が軒を連ねる「うだつマルシェ」が実施される他、全国でも珍しい刻みたばこの文化を今に伝える「阿波葉きざみたばこ実演」や「たばこ踊り公演」などのアトラクションも催されます。

本町通りは、藩政時代から栄えた民営の煙草商家が軒を連ね、重厚な白壁と装飾を施したうだつが、阿波刻み煙草で栄えた当時の様子を偲ばせます。歴史資料館「阿波池田うだつの家・たばこ資料館」では、明治末期の煙草専売法の施行により、煙草商家が酒や味噌などの醸造業等に転換していった歴史を紹介しています。

JR阿波池田駅や阿波池田バスターミナル、地酒試飲会場、地元酒蔵、歴史資料館、各種協賛イベント会場が半径250m中にコンパクトに集積しているのが特徴で、当日は、ランチとお土産のおすすめ店やイベント情報を掲載しているイベントガイドを片手に昭和の香りただよう、どこか懐かしい町並みを散策してみてはいかがでしょう。

また、せっかく三好市へ来たのだから、少々足を伸ばして秘境の温泉も楽しみたいという方におすすめなのが、大歩危のホテルで開催される「四国酒まつりの夕べ」という協賛イベントです。秘境の温泉郷で地酒と郷土料理、三好市の新名物「お美姫(おみき)鍋」に舌鼓をうち、美肌温泉まで楽しめる贅沢な時間をお過ごしください。

上記では紹介しきれなかったイベントがまだまだあります。四国各地の銘酒が集うこの機会に是非お越しください。

 

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